ニキビと一口に言っても、いろいろなニキビがあります。
痛みがないものもあれば炎症を引き起こして痛みのあるニキビができることも少なくありません。
炎症を起こしているニキビは、なかなか一筋縄では治らないところもあります。症状としては比較的重い方で、気になるあまりいじってしまうこともあるのではないでしょうか。
一般的には赤ニキビと呼ばれていますが、すぐに治る人もいれば、数日間、場合によっては数週間治らないなんてこともあります。
できては治りを繰り返しているとニキビ跡ができてしまったりクレーターができてしまうこともありますから、赤ニキビができないに越したことはありません。
今回は、炎症している赤ニキビができる原因や対処法などについて解説していきます。
ニキビの炎症を放っておくとどうなる?
もし赤ニキビができてしまっても放っておいて治るのであれば、いじらずにじっと我慢していればいいわけですが、赤ニキビは放っておいて治ることももちろんありますが、そうならないこともあります。
赤ニキビというのは、前段階である白ニキビや黒ニキビが炎症を起こしてできてしまったニキビの最終形と言えます。
様々な原因が考えられますが、赤ニキビの場合は放っておくと、ずっとそのまま炎症を起こした状態か、場合によっては炎症がさらにひどくなって悪化してしまうことも少なくありません。
ただ、放っておくと、いじってしまったことによる悪化を少しは防ぐことができます。ですが、気になってしまうニキビの一つでもあるので、いじってしまうことも少なくありません。
また、赤ニキビは治ってもニキビ跡になってしまうこともあります。
ニキビ跡になると、そのまま色素沈着を起こして残ってしまう可能性も高いため、正しい方法でケアしていくことが大切です。
ニキビが炎症を起こす原因
なぜ痛いニキビが炎症を起こしてしまうのかというと、皮脂が過剰分泌を起こしているのが原因だとされています。
本来、皮脂というのはお肌に潤いを与えて外敵から肌を守ってくれる役割を担っています。
皮脂の分泌量が少ないとお肌が乾燥して外的から守れなくなるため、ニキビ以外にもしわやシミなどを起こすこともあります。
かといって過剰に分泌されていると、毛穴が詰まってしまいます。
毛穴に詰まった皮脂を栄養としているのが、アクネ菌です。アクネ菌が増殖することで、皮膚の組織が刺激されてしまい、炎症を起こしたニキビができてしまうのです。
炎症した痛いニキビの原因となる皮脂が過剰分泌されてしまう原因としていくつか考えられます。
- 不規則な生活
- 睡眠不足
- 脂っこい食べ物などを食べすぎている
体内リズムを乱さない生活を送っていれば、お肌は本来の機能を果たしますので、皮脂が過剰分泌されるようなことはなくなります。
ニキビの炎症の対処法
炎症を起こしてしまったニキビというのは、とにかく真っ先に炎症を抑えてあげることが大切です。
赤く腫れあがってしまったニキビというのは、熱をもってしまうこともありますし、場合によってはかゆみを引き起こしてしまうこともあります。
もちろん、手で触ったりいじったりしてはいけません。
手で刺激しないこと、これはとても大切な対処法の一つとなっています。
一時的でも冷やすと炎症が収まることもありますが、これを続けていると肌が乾燥してしまうことがあるので、何度も行わないようにしましょう。
また、疲労やストレスなどが溜まっていると免疫力が低下して、お肌がアクネ菌と戦ってくれる力も弱くなってしまいます。
なので、ニキビが炎症を起こした時は以下の点に注意して対処しましょう。
規則正しい生活を送ること、睡眠時間をしっかりと確保すること、脂肪分や糖分を控えて、バランスのとれた食事を心がける。
肌のターンオーバーを促進し、肌の細胞の生成を助けることができるので、果物や野菜からのビタミンCをしっかりと補給する。
また、運動をして代謝をアップさせたり疲れを溜めないようにしたりすることもニキビの発生を予防するのにつながります。
自身のお肌にあったスキンケア商品を取り入れることも、炎症を起こすニキビの予防に効果的です。
ニキビができるとスキンケアに力を入れることが多くなります。これはとてもいいことなのですが、方法を間違えていたりお肌に合っていないものは逆にニキビの発生につながりますので、十分な注意が必要です。
まとめ
炎症を伴ったニキビでも、人それぞれ原因も違えば症状も少しずつ異なってくることも少なくありません。原因によってどういった対処法をしていけばいいのか、これも変わってきます。
様々な方法がありますが、自分に合うとは限らないためいろいろな方法を試してみる価値は十分にあります。
炎症を起こしているニキビは治りが悪いことも多いですし、一度できてしまうと繰り返しできることがあります。
そうならないためにも、ニキビができないように普段から生活を見直したりすることが大切です。
また、メイクである程度カバーすることができる場合もありますから、完全に小さくなって治るまではメイクで隠すのもいいでしょう。