でかいニキビができた時に、芯を抜いたらすぐに治りそうなのに、と思ったことはないでしょうか?
また実際に指で芯を押し出して、ニュルっと出てくるのが気持ちいい、という経験をしたことがある人も多いと思います。
しかし、ニキビ治療は触らないことが鉄則。芯を出すためとはいえ、ニキビを触るのはどうなのでしょう。
ニキビの芯の出し方や、出してよいニキビについて、きちんと理解してから芯を出すようにしてくださいね。
でかいニキビの芯は出しても大丈夫?
ニキビの芯を出しても大丈夫かというと、それはニキビの状態によってことなります。
大きなニキビでも、皮膚の奥のほうで炎症を起こしているいわゆる赤ニキビの場合は、芯が皮膚の奥に合って取り出すための皮膚へのダメージがかなり多くなりますし、炎症がさらに悪化することにつながるので決して出そうとしてはいけません。
大きな赤ニキビの場合は特に、芯も大きくなりがちなので、これを無理に取り出すとほとんどの場合でこぼこ肌になってしまいます。
それでは、どんなニキビなら芯を出してよいかというと、炎症の起きていない白ニキビや黒ニキビです。
こうしたニキビは、表皮のすぐ下に芯があるため、比較的簡単に取ることができて真皮への影響も小さくなります。
もちろんこうしたニキビでも芯を取らずにそのままにして治ることは多いのですが、出来たニキビは少しでも早く治してしまいたいもの。
白ニキビなどは、芯を出したほうが早く治ることも多いので、正しい方法で芯を出してしまいましょう。
でかいニキビの芯を出すときの注意点
ニキビの芯を出すときに、まず用意しなければならないのが面皰圧子という器具です。シンプルな器具ですが、これがないとニキビの芯を出すことはできません。
指でも潰せると思うかもしれませんが、人間の手にはたくさんの雑菌がついているので、指で潰すのは絶対にやめましょう。
面皰圧子とは、ニキビ専用のシンプルな棒状の器具です。
簿棒の際に輪っかがついたような形をしており、この穴の中にニキビを入れ、周囲の皮膚を押し下げるようにして芯を出します。
ドラッグストアなどで数百円で販売しているので、持っておいて損はありません。
ニキビのかなり初期である白ニキビならば、数回押すと簡単に芯が出てきます。
数回押しても出ない場合は、奥に芯があるので、芯を出すのは諦めたほうがよいでしょう。
また、芯を出した後は、すぐに消毒をして芯を出して空いた穴に雑菌が入り込まないようにしましょう。
また、気を付けていても枕などに触れるとそこから雑菌がはいることもあるので、消毒後は穴がふさがるまで絆創膏を貼っておくと安心です。
きれいに取ることができるか不安という人や、芯を出してよいニキビがどうかわからない、という場合は皮膚科で取ってもらうのがよいでしょう。
皮膚科では、面皰圧子で摂る場合もあれば、レーザーを使って摂る場合もあります。
いずれにしても、雑菌のケアなどの心配もないので、安心して取ってもらえるのがよいでしょう。
まとめ
ニキビの芯を出していいと聞くと、自分の指でぐっと出すことをイメージするかもしれませんが、必ず専用の器具を使うようにします。そうしてきちんと行わないと、炎症を起こして跡が残りやすくなるので注意するようにしましょう。
芯が取れなくても時間をかければニキビは治りますので、無理に取ることはありません。
また、この面皰圧子を使って芯を取るのも慣れると簡単で気持ちが良いので、つい気軽に取ってしまいますが、取った後は消毒などのケアを忘れないようにしましょう。
大きな芯ほどきちんとケアしないと跡が残ってしまうので、すぐに消毒しておくことが大切です。