それほど大きくなっているわけではないのに、できかけで痛いにきびがあります。
ぷつっと小さな赤みがでているだけでメイクすればほとんどわからない程度の大きさのニキビです。触ると痛いのですが、気になってつい触ってしまうのが困ったところ。
やはり触るのはよくないので、きちんとケアをして治してしまいたいものです。
できかけニキビが痛い原因は?
できかけニキビが痛い原因は、中で炎症が起こりかけているからです。
いわゆる皮脂が詰まってできる白ニキビや黒ニキビは、気にはなりますが痛みはありません。
しかし、赤みがあるニキビは、炎症が起こっているので痛みを生じてしまします。
できかけの赤ニキビということは、毛穴の奥で炎症が起こっており、これがひどくなり大きな赤ニキビになってしまうのです。
大きな赤ニキビは目立つだけでなく、治るのにも時間がかかるため、そうなる前に対処してしまいましょう。
炎症がひどくなると、跡が残りやすくなるのも困ったところです。
痛みは炎症が起こっているために生じる場合もあれば、固めの芯ができたために、触ると痛いということもあります。
いずれにしてもすぐにケアをスタートするのがおすすめです。炎症の程度によっては治るまでに時間がかかるかもしれませんが、早めに対処することでできかけニキビを小さくしましょう。
痛いできかけニキビの対処法①
痛いできかけニキビの対処法としては、まず清潔に保つということです。
炎症を起こしてるニキビは、皮脂などを栄養にしてさらに細菌が繁殖しやすい状態になっているので、できるだけ清潔にしておくことが大切です。
とはいっても刺激も厳禁なので、ゴシゴシ洗顔するのもよくありません。
できればニキビ対策の洗顔料を使い、よく泡立てて泡で優しく洗うようにしましょう。
拭くときも、タオルでゴシゴシ拭いてしまうと刺激が強いので、優しく押さえるようにして水分を拭き取ります。
気になって何度も顔を洗いたくなるかもしれませんが、洗いすぎても皮脂が失われてしまい、逆に過剰分泌につながる可能性があるので、洗顔は朝と帰宅後、寝る前のせいぜい3回程度に抑えておきましょう。
大切なのは、気になっても手で触ったりしないことです。
手にはどうしても雑菌が多くなるので、触れば触るほど不衛生ですし、刺激も強くなります。無意識に触ってしまうこともあるので、意識して触らないように注意しておくことが必要です。
芯を抜くとよいという人もいますが、炎症が悪化する可能性が高いですし、雑菌繁殖の面でもよくないので、つぶさないのが基本です。
特にできかけの痛いニキビは、刺激に弱いのでつぶしてはいけません。
痛いできかけニキビの対処法②
洗顔後のスキンケアとしては、殺菌力の強いニキビ肌用の化粧水などでしっかり保湿をしましょう。
ニキビ肌だと、どうしても皮脂が気になって保湿よりも乾燥させようとする人がいますが、肌が乾燥してしまうと皮脂は過剰に分泌するようになり、ニキビができやすくなってしまいます。
皮脂を適度な状態で保つためには、十分に保湿を行って肌が潤っていることが必要なのです。
ニキビの炎症や痛みが気になる場合は、綿棒などを使って、その部分にだけマキロンなどの消毒液を使用するという方法もあります。
こうした消毒液は殺菌力が強いので、ニキビの炎症を抑える場合にも効果的です。
ただし、あくまで消毒液なので、使うときは気になる部分にだけ、ピンポイントでつけるように気を付けましょう。あまり広範囲に使うと逆に肌への刺激になってしまいます。
メイクをする場合も、できかけニキビ程度であれば、本来ファンデーションなどで隠すことができるので、ついかくしてしまいたくなりますが、ファンデーションに含まれる油分もニキビにはあまりよくありません。
可能であれば、その部分にはファンデーションなどはつけないほうが、ニキビ治療の面では望ましいといえます。
とはいえ、どうしても隠したいという日や、メイクが欠かせない場所にニキビができた場合などは、そうもいっていられません。
ある程度のメイクは仕方ありませんが、帰宅後はすぐに洗顔してメイクを落とし、ニキビケアをするようにしましょう。
痛いできかけニキビの対処法③
本来、できかけニキビというのはまだ初期の段階なので治りやすいものです。
そして、そのためにとても重要なのが睡眠になります。
夜更かしをした翌朝と、たっぷり寝た日の翌朝ではニキビの数や状態に違いがあるという経験は、多くの人がしているのではないでしょうか。寝不足はニキビの大敵であり、睡眠はお肌の状態にすぐ現れます。
お肌のゴールデンタイムと呼ばれる時間に良質の睡眠をとることでお肌の状態はかなり改善されます。
※特に夜の10時から深夜2時の間の、成長ホルモンの分泌が盛んな時間のこと
夜更かしが習慣になっている夜型の人は、朝型に変えてみるだけでも、美容効果は格段に改善されるでしょう。できかけのニキビであれば、しっかり睡眠をとることでほとんどなくなっていることもあります。
また、食事の内容も大切で、ニキビができやすい時期はビタミン類が不足していることが多いです。
また、脂分の多い食事や砂糖を大量に使ったものも、ニキビにはよくありません。揚げ物が続くと、ニキビが増えるというのはよくあることです。
痛いできかけニキビができてしまったら、とりあえず食事の内容を見直して、揚げ物や肉類ばかりの食生活になっていたら、野菜を中心にした生活に切り替えましょう。
まとめ
痛いできかけニキビの場合でも、ケアとしては清潔にして刺激を与えないようにするのが基本です。
触ったり刺激を与えると、炎症がひどくなってより痛みが増すことが多いので、気になっても触らないように心がけましょう。
また、睡眠をしっかり取ったり、食生活に注意することも大切で、できかけニキビであればそういった生活習慣の改善でかなり状態が良くなることも多いです。
痛みがあるだけに、他のニキビに比べても気になるかもしれませんが、初期ということは適切なケアをすれば早く治りやすいということですから、焦らずきれいに治していきましょう。